1.理想に近い土地との出会い
調べれば調べるほど、私たちにとって魅力的な土地であることが分かってきました。
そこで、改めて実際の土地を見に行ってみることにしました。

案内された土地は、先日宿泊したモデルハウスから、歩いてわずか1分ほどの場所でした。
これだけ近ければ、モデルハウスに泊まったときの周辺環境から、土地の雰囲気もある程度イメージできます。
実際、周辺はとても静かでした。
昼間だけでなく、モデルハウスに宿泊したことで、夜の静かな環境も実際に体験できていました。
そして、土地そのものも魅力的でした。
道路に面した整形の土地で、広さは約60坪。
家を建てる土地として、私たちにとって理想的と思える広さでした。
さらに、大きかったのが、その土地の用途地域です。
そこは第一種低層住居専用地域に指定されていました。
第一種低層住居専用地域とは、都市計画法に基づいて定められた用途地域の一つで、低層住宅を中心とした良好な住環境を守るための地域です。
実は私は、自分自身の住宅を取得するにあたって、土地や建物についてもっと詳しく知りたいと思い、宅地建物取引主任者(現在の宅地建物取引士)の資格を取得していました。
そのため、この土地が第一種低層住居専用地域に指定されていると知ったとき、「これは最高の条件だ」と、ほぼ一瞬で理解できました。
静かな環境で、道路にも面していて、60坪もある。そして、住環境を守るための地域に指定されている。
調べれば調べるほど、私たちにとって理想に近い土地に思えてきました。
2.「今なら買える」という担当者の言葉
そんな中、担当者から、さらに決断を迫られる話を聞くことになります。
担当者によると、その土地にはすでに購入を希望している別の人がいるとのことでした。
ただし、まだ正式には決まっていない。
そのため、すぐに契約するのであれば、私たちが購入できるという話でした。

普通に考えれば、これはよくある「早く契約してください」という営業トークにも聞こえます。
しかし、私はこれまでの担当者とのやり取りを思い出しました。
あのモノレール駅近くの土地についても、工務店は無理に勧めることなく、「おすすめはできない」と正直に伝えてくれました。
だからこそ、今回の話も営業トークではなく、「本当に今でなければ買えない土地なんだ」と確信しました。
そして、もう一つ大きかったのが、妻の判断です。妻は、人を見る目にとても長けています。
その妻が、担当者の方について、「あの人は信用できる」と言っていたのです。
私自身が担当者とのこれまでのやり取りから感じていた信頼感に加えて、妻も同じように「信用できる人」と判断していた。
それも、今回の話を信じるうえで、とても大きかったと思います。
そして、実際にその話は本当だったようです。
その担当者の方は、土地の購入だけでなく、その後の家づくり、そして家が完成した後のフォローまで、実に誠実に対応してくださいました。
振り返ってみても、あの方と出会えたことは、私たちの家づくりにとって、とても大きな意味があったと思います。
この方には、本当に感謝しています。
3.10年後、さらに便利な場所になった
そして、これは後日談です。
その後10年以内に、この周辺はさらに大きく変わっていきました。
- 県内最大級の大手スーパーが徒歩約5分の場所にオープン
- 徒歩約3分の場所にコンビニがオープン
- 徒歩約1分の場所に業務食品スーパーがオープン
- Y町の役場が車で約3分の場所へ移転
- 医療機関などの生活インフラも次々に整備
購入した当時でも便利な場所だと思っていましたが、時間が経つにつれて、さらに生活に便利な場所になっていきました。
そして現在では、周辺の利便性が大きく向上したことで、土地の価格も大きく上昇しています。
今の価格であれば、当時の私の予算では、とても購入できないでしょう。
そう考えると、あのタイミングでこの土地と出会えたことは、本当に大きな出来事でした。
4.こうして、土地探しが終わった
こうして、私たちはその土地を購入することを決めました。
振り返ってみると、最初からこの土地を探していたわけではありません。
むしろ、当初の土地探しでは完全に候補外だった土地です。
ところが、気に入った工務店と出会い、そのモデルハウスに泊まったことをきっかけに、その土地の存在を知りました。
そして、改めて調べてみると、通勤、買い物、交通、公園など、私たちにとって魅力的な条件が次々に見つかったのです。
結果として、ここでようやく、
工務店探しと土地探しの両方に、終止符を打つことができました。

家づくりを始めた当初は、まさかこんな形で土地が決まるとは思ってもいませんでした。
5.次回から、いよいよ家づくりが本格化する
こうして、工務店と土地が決まり、いよいよ家づくりが本格的にスタートします。
そして、ここから私は、家づくりについて徹底的に考えることになります。
今振り返ってみても、
「よく、ここまで考えたものだな……」
と思うほどです。
工務店の事務所には毎週のように通い、担当者の方々と何度も打ち合わせを重ねました。
その期間は、約半年間に及びます。
今の自分なら、これほどの時間と情熱を家づくりに注ぐことは、なかなかできないかもしれません。
それだけ、当時の私は「自分たちが住む家を、納得できるものにしたい」という思いが強かったのだと思います。
では、私はいったい、どこまで徹底して家づくりについて考え、どんな打ち合わせを重ねたのか。
次回からは、そんな「私と工務店との、約半年間にわたる綿密な打ち合わせ」について、詳しく書いてみたいと思います。

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